パニック障害で電車・バスに乗ることが怖くなった
ぞう左

パニック障害になってバスや電車に長く乗るのが怖くなったよ。。。

ひつじ右

それまで快適でしかなかった公共交通機関が、一気に怖い乗り物になっちゃったんだね。

パニック障害になってからというもの、私はそれまでの日常と少し違う恐怖や不安感をより感じやすくなったのですが、その中でも日常的に困ったのが電車・バスなどの公共交通機関に乗る時

私と同じ様にバス・電車に恐怖を感じるパニックさんがいるのかな?と疑問に思ってググってみたりしたのですが、やはり同じ様な方がいらっしゃるみたいですね。

この記事では私がバス・電車が怖くなったきっかけや、その後何を気を付けたかなど、思い思いに書いて行こうかと思います。

パニック障害になって電車・バスに乗るのが怖くなった

私は普段通勤でバスを利用しており、職場へ行くためには必ずバスに乗らなければなりません。

なにせ田舎に住んでいるもんだから、地下鉄なんて当然ないし、JRも1時間に1本しか通っていないという何とも交通に不便な地域。

職場までは片道約6㎞あるので、毎日徒歩通勤はしんどいしツラすぎて朝起きられません(笑)

そんな私ですが、ある時を境に「バスに乗るのが少し怖くなった」のです。

通勤中バスに乗っている時にパニックが起こった!

ある日、いつもと同じ様に出勤しようとバスに乗った日のことです。

バスに乗り込んだときは車内が比較的空いていたので、ひとりで2人掛けの窓側席に座っていました。

途中の停留所で乗客が乗り込んでくると、あっと言う間に車内は人でいっぱいになり、2人掛けの空いていた通路側の席にもほかの乗客の方が座りました。

それから突如として、あの「ソワソワ感」が急にやってきたんですよ。

ああー、落ち着かなきゃ

と思えば思うほど逆に心が焦ってきてしまい、結果的にその時はひとり目を瞑って耐えながら、どうにかパニックを耐えしのぎました。

別に知らない人が隣に座ることはいつもと変わりのないことで、これといって特別なことなんかではなかったのですが、その日に限って急にあのソワソワ感がやってきてしまったんですよね。

「いつもの当たり前のこと=当たり前じゃなくなった」

という瞬間でした。

予期不安でバス・電車に乗るのがこわい

パニックさんの中には、一度パニック発作が起こった場所に行くのがこわいという「予期不安」を感じる方がいるのではないかと思います。

予期不安はパニックが起こった場所だけでなく、その時何をやっていたか、その時の天候・気温、一緒に居た人など、当時のシチュエーションと同じ行動を取る事自体がこわくなってしまうことで、一度恐怖を感じた場面を自分の心と体が覚えてしまっているわけです。

恐怖体験をすると、その後同じ様な危険な目に合わないために「記憶」というプログラミングがなされるわけですが、パニックの恐怖も鮮明に覚えてしまうのです。

この予期不安によって、私の場合は「バスに乗るのがこわい」と感じてしまい、その後しばらくはバスに乗るのに勇気が必要でした。

ぞう左

はぁー、、なんでこんな当たり前のことがこわくなっちゃったんだろう

とはいっても私はパニックになってからも仕事を続けていたので、毎日の通勤で必ずバスに乗ることが必要なんですよ。

その毎日の当たり前を取り戻すために、少しづつトレーニングをおこないました。

パニック障害でバス・電車に乗ることがこわい…を克服するトレーニング

パニックになってからというもの、自分の体が資本だー!と思う様になったので、まずは基本的に体に優しいことから予期不安克服トレーニングをスタート!

  • 睡眠をたっぷりとる
  • 栄養豊富な食事&規則正しい食生活
  • パニックのお薬をしっかり飲む

そしてなるべく自分がリラックスできる様に、バス・電車に乗る際は好きな音楽をイヤホンで聞く様にし、座る座席は一人席もしくは出口に近い通路側に座る様にしました。

これは「ひとりでゆったり座れる場所」か「いつでもすぐに下りられる場所」に自分の身を置く事で、心に窮屈さを感じさせない様にするためです。

ぞう左

これは気持ちの面で少しゆとりができたので良かったかなぁ~💮

そして私の場合は周りの景色・人をあまり見ない様にし、車内で寝れそうだったら寝ることを徹底しました。

目に入って来る景色には、様々な情報があるかと思います。

あの場所にこんなお店あったんだーとか、なんだかイライラしたおじちゃんが乗って来たなとか、楽に受け流すことができれば良いのですが、あまりにも情報が多すぎると考えることも増えてしまいますよね。

なのでボヤ~っとしながらひとりの時間を過ごす、スマホで好きな動画を見るでも良いかもしれません。

長時間ずっと乗っているのが苦痛だなと感じた場合は、ひとつ前の駅で降りて歩いたり、もしくは一回途中で下りて心を落ち着かせてから次に来るバスに乗るなど、わずかなソワソワが来る前に先手を打つことも大事な要素でした。

私は普段からほとんど運動をしないので、運動を兼ねて帰り道30分くらい歩いて帰っていたのですが、これが思ったより良い!!

普段歩かない土地を歩いてみると、いつもとはまた違った景色が見られるし、適度なウォーキングってなんだか爽快~💨

ぞう左

ゆっくり呼吸しながらのウォーキングは、深い呼吸もしやすくなるのでパニックさんにおすすめ💡

 

最初から一気に克服しようとするとどうしてもきついので、小さな成功体験をやってみようという軽い気持ちで、少しずつ慣れていけば良いのです。

そうしてやがて小さな成功が積み重なって「新しい当たり前」になって、私の場合はこわさがなくなっていきました。

思い返せばバスや電車などは密室ですぐに逃げられない空間という場所というのも、こわいと感じやすかったんですよね。

最初からすぐに克服するなんて大きな目標を追うのではなく「今日は2駅乗れた、今日は気持ちが少し楽だった」など、小さな成功だけでもじゅうぶん偉大です!

少しずつ少しずつ前に進んで行けば、きっと光が見えていくと思います(*^^*)

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