私がパニック障害になった日のこと

私がパニック障害になった日は、数年前の1月1日。

そうです。なんと年明け早々、よりによって元旦のめでたい日に人生初のパニック発作が起きました(´゚д゚`)

皆が初詣に行って、「彼氏できますように~」とか「良い仕事に巡り合いますように~」とか、「宝くじに当たりますように~」とか「空からお金が降ってきますように~」とかとか願っている、めでたい日。

世界中でめでたい雰囲気に包まれるこの日に、私は人生で初めてパニック発作を経験しました。

はじめてパニック発作が起こった日

年明けて皆がのんびりしたり、新年の抱負などを考えていたりする年明けのはじめの日、私はというと仕事をしていました。

私はアパレル販売、として働いているので、お正月といえど毎年仕事が当たり前。

ぞう

はぁ~。今年もーお正月感ないなぁ…。たまにはのんびりしたお正月を過ごしたい。テレビ見てゴロゴロしたいわぁ~。みんな休みで羨ましいよトホホ…

元旦の日は毎年福袋やらセールやらで大忙しなので、例年お正月感ゼロの元旦を過ごしているのですが、その日もいつもの様に

「い゛らっしゃいま゛せ゛~!!」

とヒーヒーしながら叫びながら働いていました。

その日の朝は、なんだか少しお腹の調子が悪かった様な…?

とはいっても、私は小学生の時からずっと過敏性腸症候群で常にお腹の調子が悪いといっても過言ではないので、いつもと同じような不調な感じ&これから福袋の販売で戦場と化すであろう仕事に対して、だいぶ憂鬱な気分でいたのは確かです。

しかしお金をもらって働いている以上、きちんと働かなければという思いがあるので、出勤してからはいつも通り仕事をしていました。

パニック障害がはじめて起こったとき

福袋の販売をだいぶさばいて、少し落ち着いてきたかなぁという頃、なんだか分からないけど急に目の前がフワフワしてきてとっても不安な気持ちになり、なにやら心臓がドキドキしてくる。

ん?なんだ??

そう思ったのもつかの間、それから心臓の鼓動がどうしようもなくドクドクしてきました。

なに?なに?なに?!?!

そう焦っていると、何だか目の前がクラクラしてきて、真っすぐ立っていられなくなり、近くにあった棚にしがみつきながらしゃがみこんでしまいました。

貧血の時みたいに目の前がフワフワ、そして心臓のドクドク、手足の力が急に入らなくなって呼吸も乱れ、

このままだとぶっ倒れて意識なくなってしまう…!!!!!!

と、どうもこうもできない程の不安感&恐怖感に包まれて、それはそれは恐ろしい気持ちでした。

血の気が引いて行くような感覚と、体がフワフワして雲の上にいるような感覚、うるさい程の自分の鼓動、力の入らない自分の体、そしてものすごい恐怖心、その全てが一気に押し寄せてきて、しばらく立ち上がる事ができません。

パニック発作が起こったあと

数分後?(自分の中ではものすごく長い時間だった)、どうにか棚につかまりながらフラフラ立ち上がりましたが、

何が起こっているかわからいけど、どうしようどうしよう、、、!!!

と体と心の動きがチグハグになって完全なるパニック状態。

そして、その時私は絶賛仕事中。

しかも売り場にはお客さんがたくさんいて、近くにいる人達の話し声が私の頭の中にガンガン響いてきます。

、、と、とりあえず、こんな元旦のめでたい日に、急に目の前で人がぶっ倒れたら不吉だよね、、

とぐちゃぐちゃの心で考え、まだドクドク鳴っている心臓の音に恐怖を感じながらも、従業員のトイレに逃げ込むことに。

とにかくトイレまで無事に辿り着かなくちゃ、、

とそれだけを考えながら、必死に足を動かしてトイレへ向かいます。

いつも行き慣れている従業員トイレは、私が働いているフロアの3階下にあるのですが、いつもならすぐに辿り着くのに、その日は何故かものすごく距離を遠く感じました。

下を向きながら、とにかく早くトイレに駆け込まなくちゃと焦って歩みを進め、焦って従業員ドアに体をぶつけながら、やっとのことでようやくトイレにたどり着きます。(正直その時の記憶があまりありません)

はぁぁぁぁぁぁ、

と大きく息を吐いて、どうにか自分のぐちゃぐちゃな心と体を落ち着かせようと、目をつぶって耐えました。

気持ちが少し落ちついてくると、今度はお腹ギュルギュル言いだして、お腹の不調とも戦うことになります。

15~20分くらいかな?どうにか気分も落ち着き、フラフラする感覚がなくなって、自分の事を冷静に考えられる様になって

「一体自分の体に起きたこれは何なの?」

とまた不安感に襲われました。

なにか変な病気で突発的に発作が起きたのかわかりませんが、とにかく「異常」な事が私の体に起こったのは確かで、何かよくない病気なのでは…?と考えて重たい気持ちになったのです。

結局その日は仕事→トイレ→仕事→トイレ→仕事→トイレと、なにか変だと感じたらすぐにトイレに駆け込む事になり、同僚にはとりあえずお腹の調子が悪くて…と伝えました。

休憩時間も食欲がなく、とにかく1日無事に過ごす事だけを考え、「ちゃんと1日過ごして家に帰りたい」だけを考えて仕事をしました。

結局早退することもなく(というか仕事が忙しいし人員不足なので早退できない)、

精神がクタクタになりながら夜家に帰り、とにかく無事に家に帰れて良かった、、、_| ̄|○、と心から安堵したものです。

その日の帰り道、私は携帯で自分に起きた症状を入力してググりまくり、これかもしれない…というひとつの答えを探しあてました。

それが「パニック障害」だったのす。

これが、最初にパニック発作が起きた日の出来事です。

私が経験したパニック発作の特徴

以上が私に最初に「パニック発作」が起こった日の経緯なのですが、パニック発作は人によって感じ方や症状が異なるようで、私の場合はこのような特徴がありました。

私のパニック障害の特徴
  • 心臓がとにかくドキドキする
  • 目の前がグラグラして真っすぐ立っていられない
  • 雲の上に居るかの様なフワフワした感覚で平衡感覚がおかしくなる
  • 手足の力が抜ける
  • このままだと死んでしまうのではないかという恐怖感に支配される
  • 心の中は不安・恐怖心でいっぱいになる
  • お腹の調子が悪くなる(緩くなる)
  • 呼吸が苦しくなる

今でも思い出すと、私でも正直ツライ経験ではあります。。。

なんてったって、それまで経験したことのない様な不安・恐怖の症状が突然現れたんですからね。

しかしある日突然、しかも年明け早々の1月1日という日にこんな経験をした私でも、今では以前の様に普通の生活を送ることができています。

いち経験者の私ですが、起こった事と正直に向き合い、一歩ずつ前に進もうという思いがあれば、きっと少しずつでも改善していくのではないかと思っています。

しかし、ひとりで頑張り過ぎるなどの無理は禁物ですよ~(^◇^)

次回の記事では私が実際にパニック障害を克服していく為に行ったことや、気を付けたことなどを書いて行こうと思います。

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