

パニック障害になったら、それまでの様な日常生活は送れない?

どんなことに気を付ければ良いのだろう・・・

パニック障害で仕事・お出かけ・人間関係はどう変わる?
急に心臓がドキドキして胸が苦しくなったり、呼吸がしにくくなったり、眩暈がして真っすぐ立っていられなくなったり、ものすごい不安感・恐怖感に襲われたりと、突然発作が訪れる「パニック障害」。
私は数年前の1月1日、よりによってめでたい元旦の日に初めてパニック発作が起きたのですが、それからの日常は、それまでのものとやはり少し変わりました。
いや、変えないとやっていけないと言った方が良いのかなぁ?
この記事では私がパニック障害になってから、日常で変化した事・気を付けた事などを思いつく限り書いていこうと思います。
パニックで苦しんでいる方にとって、少しでも参考になっていただければ幸いです(^^)
パニック障害になって日常で変化したこと・気を付けたこと
私がパニック障害になってからは、やはり「心の不安」がとても大きかったです。
『またパニックが起きたらどうしよう…』と、まだ起きてもいない恐怖感を心の片隅でずっと抱えている様な感覚でしたね。
お仕事も辞めようかと悩みましたが、結果的に私はそのまま続ける事にしました。
パニック障害とお仕事
私は社会人でパニック障害になったので、元々お仕事をしていたわけですが、パニックはいつ起きるか分からないので、仕事をそれまで通りできるのか??とかなり悩みました。
最近では芸能人の方でパニック障害になった方が、治療のために仕事をセーブするなんてニュースもあるので、その方の状況やパニックが起きる頻度などによっても、お仕事を続けるかはよく考えた方が良いですよね。
私の場合はやはり不安な気持ちが大きかったので、すぐに上司に相談して、少し勤務が楽になるように融通してもらう事ができました。
- 休日を少し増やしてもらう
- どうしても苦しい時は早退・遅刻させてもらう
- ソワソワしてきたら、すぐに休憩室で休ませてもらう
きっと突然パニック発作を起きたら、同僚やクラスメイトもビックリすると思うので、言えそうでしたら、できるだけ上司や先生、周りにいる仲の良い人に言っておくだけでも安心です。
自分の周りに「理解してくれている人」が居ると思うだけでも、心が少しだけ楽になるもんです。
これは私が言ってみて本当に良かったと思う事ですね~(*´Д`)
私の場合は休みを増やしてもらったり、同僚の理解を得ることができたので、仕事をそのまま続ける事ができましたが、それでも仕事中にパニックを何回か起こしています。
その都度休憩室で休ませてもらったりして、どうにかしのぎましたが、私の場合は以前と同じ様に働くのは少し難しいなと感じました。
人によって状況は様々ですので、仕事や学校に行く事が苦しいと感じたら、主治医の先生に相談しましょう。
パニック障害と人間関係
私はパニック障害になったことで、精神科・心療内科へ通院することにより「こころが弱い人」とレッテルを貼られそうで、実は友達に言うかどうかを迷いました。

とは言っても元々友達が少ない方なので、そんなに言う人がいなかったんですけどね~笑
結局定期的に遊ぶ友達や、後に一緒に旅行にいく友達などには、いざという時にビックリさせない為にも伝えることに。
あまり重い感じではなく、さらっと「急に心臓がドキドキ&めまいがして具合悪くなるかも~」と軽い感じで言うと、『へぇ~そんな事あるんだ』くらいで受け止めてもらえました。
言ってみたところで心無い事を言ってくる様な人だったら、それは「それまでの人」だったと思えば良いのです。
人間なんてその人だけ存在しているのではなく、外に目を向けると様々な考えを持った人がたくさんいるので、本当に自分に合う人とだけ付き合えば良いのだと思います(^^)
そういう意味では、今後本当にこの人と付き合っていけるか?の人間棚卸をする感じですかね。
パニック障害とお出かけ
私元々一人旅が好きで、ひとりでぷらぷらお出かけするのが本当に好きだったんですよ~💨
しかしパニックになったことで「おでかけ」に不安を感じる場面があり、それまでより出かける回数が減ることになりました。
なにが不安かというと「家ではない場所・バス・電車の中でパニックが起きる不安」があったからで、これはパニックになった方がよく不安に思うことではないでしょうか。
私は田舎住まいなので東京のギュウギュウ満員電車に乗ることはありませんが、テレビなどで見るだけでもあれに乗るのは恐怖…(´゚д゚`)
日々満員電車に乗られている方々を本当に尊敬します。
どうしても閉鎖的な空間、すぐに逃げられない場所に居ると、パニックが起きやすくなるそうなので、私はできるだけ人が密集しない場所、通勤ラッシュ時間を避けた交通機関を利用する、ことに気を付けてお出かけする様になりました。
- 人が密集しない場所へ行く
- できるだけ開放的な場所
- 込み合う時間を避けた時間帯に動く
- バスや電車、室内では出入口の近くにいる
- たまに自然がある場所へ行く
- 日常的にご近所の散歩に行って外出に慣れる
とくに自然がある場所は良いです。波の音を聞いたり草木が生い茂る空気が良い場所にいるだけで心が落ち着くので、自然がある場所へのお出かけはホントおすすめですよ~♫
急に遠くまでいくのは不安が大きいので、まずは自分の家の近所を散歩するくらいからで良いと思います。
私は仕事帰りに途中のバス停で下りて、少し歩いて帰るということをやってみました。
いつも通っている場所でも、歩いてみると「こんなとこに公園あったんだー」とか「こんなお店あったんだ」とか新たな発見もあって、心を内側→外側に向けることへのエッセンスになったと思います。
適度な運動は自律神経を整えるのにも効果的なので、まずは軽いお散歩がおすすめかなぁと思います(^^)
パニック障害と暑さ・寒さ
ネットで検索してみてパニック障害の人は「暑さが苦手な人が多い」と出てきたのですが、私もまさしく暑さが苦手になりました。

暑いのほんとニガテ・・・
元々汗かくのが嫌いで夏が一番嫌だったのもあるんですけど、パニックは「暑さ」でも起きちゃうことがあるのがやっかいです(*´Д`)
暑さで体が心地良くないと感じると、どうしても反応しちゃうんでしょうね、そして私の場合は寒すぎても嫌な感じがありました。

雪が吹雪いて足先の感覚がなくなってくるとソワソワ・・・
暑すぎても寒すぎてもいやな感じがする、そしてあろうことか梅雨時期の「高い湿度」でもソワソワがくる場合があるんですよ。
しょうがないので、私はそれまでケチってあまり使わなかった冷房・暖房・除湿を躊躇なく使う様になりました。
地球温暖化が心の底から本当に止まってほしい🌍…!!と願うばかりですが、気温・湿度の変化に敏感な場合は『躊躇なく快適な室内で過ごす』これが鉄則なような気がします。
まとめ
私はパニック障害になって「このまま一生怯えた生活なの?」と不安に思う事もありましたが、少し気を付けるだけで生活が楽になる事もありました。
しかしお仕事や学校など、1日の中でも長い時間を過ごす場所では無理は禁物ですので、苦しかったら主治医に相談して少しお休みもしてみましょう(^^)
パニックになったときは『今休息時期なんだ~』と普段頑張っている自分を労わってあげるのも良いですね。
無理して長引かせると結果的に自分がたいへんになる事もあるかと思うので、自分ファーストで少し休む・快適に過ごすが良いとほんとに思います。